近年DAZNやスカパーなどのスポーツチャンネルの普及により、自宅で気軽に海外サッカーの試合が楽しめるようになりました。
海外サッカーファンのみならず、多くの人が欧州や南米などのビッグクラブの試合を目にする機会が増え、世界中のあちこちでサポーター人口も拡大しています。
よく海外サッカークラブの試合を見ていると、ユニフォームに日本企業名がプリントされているのを見かけます。なぜ日本のJリーグではなく、あえて海外サッカークラブのスポンサーになる企業が多いのか、とても気になるところです。
海外サッカークラブのスポンサー料は、Jリーグクラブのスポンサー料の約10倍~15倍とかなり高額です。Jリーグで一番高いクラブのスポンサー料が約30億円としたら、海外サッカークラブで一番高いクラブのスポンサー料は約465億円と言われ、まさに桁外れの金額です。なぜこんなにも高いスポンサー料を払ってでも、海外サッカークラブのスポンサーに名乗りを上げる日本企業が後を絶たないのでしょうか!?
ここで海外サッカークラブのスポンサーになる日本企業のメリットを挙げるとすれば、やはり世界的な認知度の拡大でしょう。
例えばイングランドのプレミアリーグは世界200以上の国や地域で放送され、世界中に数多くのサポーターを抱えています。これらの人々がユニフォームの日本企業名を目にすれば、世界中の人々にその企業の名前が認知されます。CMや広告以上の宣伝効果が期待され、クラブを通して自分達企業について知ってもらうことにより、新たな顧客の獲得へとつながれば、それは高額なスポンサー料以上の効果が期待できるでしょう。そのため海外サッカークラブのスポンサーになりたい日本企業が増えているのです。